Q01 | お仏壇のお荘厳(しょうごん)(おかざり)の基本を教えてください。 |
A01 | お仏壇はお寺の本堂を小さくしたものです。したがって、お仏壇のお荘厳(しょうごん)(おかざり)は本堂のお荘厳を基本とします。しかし、お仏壇にはさまざまなタイプがあり、必ずしも同様にできないのが現実です。本堂のお荘厳を基本にして、あとはご家庭のお仏壇の大きさや形に合わせて変えていただいて結構です(お寺の住職にご相談ください)。ただ、真宗の教えから掛け離れた迷信や習俗にとらわれないように気をつけてください。 |
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Q02 | 香炉(こうろ)、花瓶(かひん)、燭立(しょくたて)(ろうそく立て)の置く位置を教えてください。 |
A02 | 香炉が一個、花瓶が一個、燭立が一個ある場合(三具足(みつぐそく)といいます)は、香炉を中心にして、左より「花瓶」「香炉」「燭立」の順に置きます。 香炉が一個、花瓶が一対、燭立が一対ある場合(五具足(ごぐそく)といいます)は、香炉を中心にして、左より「花瓶」「燭立」「香炉」「燭立」「花瓶」の順に置きます。 |
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Q03 | お線香を立ててはいけないのでしょうか。 |
A03 | はい、その通りです。真宗ではお線香を立てません。香炉の大きさに合わせて2〜4本に折り、火をつけ、横に寝かせて置いてください。 |
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Q05 | ろうそくはどんなものがよいのでしょうか。 |
A05 | 通常のお勤めの場合は白色ろうそくを用いてください。年忌法要では時間の都合上、やや長めのろうそくを用いてください。 また、お仏壇購入時の入佛法要では、赤色ろうそくを用いることが多くあります。 |
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Q06 | お仏飯はどのようにお給仕すればよいのでしょうか。 |
A06 | 毎朝、仏供器(ぶくき)に炊き立てのご飯をもり、ご本尊の前に置いてください。 ご飯はわたしたちのいのちを維持するための大切なものです。お仏飯をお給仕することにより、いのちの大切さをあらためて思いなおし、感謝の気持ちを抱いてください。また、お仏飯は後でおさがりとして必ず召し上がってください。 |
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Q08 | その他に何かお供えしなければいけないのでしょうか。 |
A08 | お供えしなければならないというものはありませんりません。適宜お菓子や果物等をお供えしてください。お仏飯と同様、食べものに対して感謝の念をもち、その後おさがりとして召し上がってください。 |
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Q09 | お位牌と過去帳、どちらを使うのがよいでしょうか。 |
A09 | 真宗ではお位牌を用いません。過去帳に法名、俗名、往生年月日および行年を記入してください。また、過去帳は記録帳であって、礼拝の対象ではありませんので、ご本尊(阿弥陀さま)が隠れるような場所には置かないでください。 |
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Q10 | お仏壇の中にお札やお守りを入れてもよいのですか。 |
A10 | 真宗は弥陀一仏ですので、お仏壇のなかはご本尊(阿弥陀さま)のみです。したがって、お札やお守り、他宗の仏像なども入れないでください。 |
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Q11 | お仏壇の中に故人の写真を入れてもよいのですか。 |
A11 | お写真は年忌法要以外の時は仕舞っておくことをお薦めします。飾られるのでしたら、お仏壇の中以外の適当な場所に掲げてください。 |
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Q13 | どんなお経をお勤めしたらよいのでしょうか。 |
A13 | 日常の勤行では「正信偈(しょうしんげ)」を拝読します。短いお勤めとして「讃仏偈(さんぶつげ)」や「三誓偈(さんせいげ)」があります。 なお、真宗では「般若心経」はあげません。 |
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Q14 | お仏壇の購入時期について教えてください。 |
A14 | お仏壇の購入に良い時期も悪い時期もありません。しいて言えば、「購入しよう」と思われた時が良い時期です。迷信にとらわれず購入してくだい。 |
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Q15 | お仏壇の置く位置について教えてください。 |
A15 | どこに置かれても構いません。しいて言えば、お仏壇は生活の中心となるものですので、ご家族の皆さんおまいりしやすい場所がよいでしょう。良い方角、悪い方角というものは存在しませんので、迷信にとらわれないようにしてください。 |
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